ZEUS
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概要:
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オリンポス中央管理局「ゼウス」。
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最高権力者である総局長オーウェン・メリックを筆頭に、オリンポス及び周辺のスラム街を統治する。
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創設者はオーウェンの父であるサイラス・メリックであり、サイラスの死後オーウェンが総局長を継いだ。
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WW3によって文明損失の危機に瀕した世界で、人類の英知と記録を保護することを目的とし、研究者やエンジニアから映画監督に伝統工芸職人などのあらゆる人種と、地上に残った情報を収集/防衛している。
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総局長の選出以外については、民主主義国家同様にオリンポスの住民から選出された議員による議会で決定する。
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「真価はその無力にある」と称されるゼウスは非暴力を確固たる信念に掲げ、オリンポスの受動的防衛を除いて、侵略行為や敵対勢力の積極的制圧などに軍事力を行使することはない。
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ゼウスは方舟の守護者として戦争と平等を否定し、ヒトという種の未来と文明を肯定する。
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課:
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自衛課
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インフレイムの襲撃や災害などの原因でオリンポス城壁の第3層までが破られた場合、国属PMCに協力する形で敵対勢力排除や災害復興、物資補給などの目的で派遣される。
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派遣先へは任務に適した無人機を遠隔操作またはスタンドアロンで投入することが多く、ヒト(またはサイボーグ)が派遣されることはめったにない。
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治安管理課
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各種事件の解決依頼や調査依頼、傭兵制度などを管理し、警察組織としての役割を果たす。
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衛生管理課
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医療設備の管理や感染症の流行阻止措置などを取り仕切る。
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関係:
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PMC(エニグラドールを含む)
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有志傭兵雇用制度を利用し、スラムで発生する問題の解決を極力任せている。
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任務に応じて報酬を与え、オリンポスに降りかかる脅威の排除と貧困層の雇用減少の緩和を兼ねている。
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スラム
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オリンポスでの居住を許されずスラムに取り残された、すなわち「文明から弾かれた」人々からは独裁者の組織と見なされることが多い。
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一方、オリンポス内部で生産され用いられる薬品や電子機器がスラムへ流れていること(非正規ルートの場合もある)、有志傭兵雇用制度によって災害やテロから保護されていること、医療機関や教育機関の設置など、ゼウスから様々な恩恵を受けることで暮らしている認識もあり、全面的な対立には至っていない。
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ゼウスはスラムで定期的に情報収集や実地調査を行い、優れた技術や知識を有する人々をオリンポスへスカウトしている。
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インフレイム
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文明の最後の砦であるオリンポスにとって、災害よりも重要視すべき最大の脅威。
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スラムのPMCへ協力を仰ぎ、かつゼウス内部に防衛組織(自衛課)を配備することで襲撃に備えている。
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オリンポス
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オリンポスの城壁に守られて暮らしている住民は多大な信頼を置き、ときには依存する存在。
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住民の中には自らを「ヒトという種の中で選ばれし優れた個体」と認知し、ゼウスを守護神として崇める層までもが現れている。
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ゼウスの独裁体制やスラムの住民の人権について異を唱える層も存在するが、ごく少数に止まる。
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拠点:
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オリンポス内部に管制塔があり、塔の各所に各課の執務エリアが組み込まれている。
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一般住民の居住エリアは白色のブロックを重ねた細胞壁のような構造となっているが、管制塔も同様の構造によって作られた巨大な白色の建造物である。
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