OLYMPUS
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概要:
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要塞国家「オリンポス」。WW3のさなかに建国された。
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放射能汚染された土地を離れた各国の難民たちが、西暦2150年代に停戦同盟を結託。文化・人種・宗教に関する差別観念を捨て、平和主義と生存願望の意を込め、西暦2160年に成立した。
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オリンポスは非武装・非暴力を掲げ、この都市が全世界に認知されるとともに、各国で反戦活動が活発になり終戦を迎えた。ある意味ではWW3を終戦に導いたとも言える存在である。
著名な科学者や技術者、芸術家、作家などを優先的に保護し、人類という種の生存に有用な人間を補完する「ノアの方舟」でもある。 -
名前の由来は火星最大の山・オリンポス山より。かつて火星移住計画で設計されていた都市名の残滓。
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統治:
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総合管理局「ゼウス」によって統治されている
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住民:
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約74万人が暮らす過密地域
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場所:
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旧世界のアメリカ合衆国・ミシガン州のデトロイトとほぼ同じ場所
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周囲を下層階級の住民が住むスラムに取り囲まれている
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外観:
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巨大な白い箱型
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壁は強化アクリル製の5層構造 外側から第1層、内側が第5層
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底辺は7km四方、高さにして550m
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10mごとに整備用の足場が組まれているため、近づくと横縞模様が入っている
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足場は網状になっていて、作業員落下防止用に低めのフェンスが付いている
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壁の下方はスラムの住人による貼り紙やグラフィティアートで埋め尽くされている
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外壁にはスラムの管区ごとにゲートがあり「×番ゲート」と呼ばれる
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内観:
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白いブロックを積み重ねたような風景であり、ブロック内部が居住スペースとなっている
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外出時に住民も白い服を着ることが定められている
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居住スペースの内部では部屋の装飾や服装も色も自由
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箱の中央にはゼウス本部の巨大な「中央管制塔」がある
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疑似的に空を映し出すような機能はなく、天井も白い平面
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スラムの住人には詳しい内部構造は明かされていない
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構造:
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主電力は原子力と五大湖からの水力発電で供給し、さらにソーラーパネルの天面によって太陽光発電も行う
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高い天井を支えるために、内部の気圧は外部よりも高い
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気圧に加えて、中央管制塔と高層居住ブロック群が地上から天井を補助している
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壁によって酸性雨や砂嵐から竜巻等の災害は一切遮断されている
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常に20℃程度の気温と50%前後の湿度が保たれている
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公用語:
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英語
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通貨:
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米ドル
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宗教:
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旧世界での自国の宗教を信仰することは自由
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しかし思想を他者へ強要する、または布教目的の団体を結束する等の行為は罪に問われる
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物流:
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オリンポスに触発されて各国に建築された要塞都市と貿易を行っている
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オリンポス周辺では主に電子機器を製造、輸出している
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